2008年(平成20年)9月1日号 No.89

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今号の表紙

第37回恵那納涼水上花火大会

7月26日、恵那峡さざなみ公園で第37回恵那納涼水上花火大会が開催され、約3万5千人の見物客が訪れました。
 打ち上げ花火や水上花火、スターマインなど約2千発の花火が、恵那峡の夜空と湖面を鮮やかに彩りました。その迫力ある花火の競演に、見物客からは歓声が上がりました。

恵那峡の夜空を彩る花火

(写真)恵那峡の夜空を彩る花火

 

広報えなPDFファイル

P1 表紙(恵那納涼水上花火) [310KB]
P2〜P7 特集(地域福祉計画) [912KB]
P8〜P11 特集(森林づくり) [1180KB]
P12〜P13 声・みんなの掲示板 [86KB]
P14〜P15 恵那人・1歳誕生日 [223KB]
P16〜P19 ニュース・トピックス 中山道広重美術館企画展 [907KB]
P20 スクールライフ [119KB]
 

もくじ

■特集 地域福祉計画・森林づくり

■声、みんなの掲示板お知らせ

■輝く恵那人

■話題あれこれ ニュース&トピックス

■中山道広重美術館 企画展覧会、文化財を巡る 

■学校紹介(スクールライフ)

 

特集 「お互いさま」の心で助け合い 地域福祉計画の取り組み

 
飯地町のNPO法人まんさくが運営する高齢者が集うの様子
(写真)飯地町のNPO法人まんさくが運営する高齢者が集うの様子

かつては、貧しくともお互いに助け合って暮らすことが、当たり前の地域社会がありました。戦後63年、高度経済成長期を経て、国民生活は飛躍的に豊かになりました。
 助け合っていた地域福祉は、行政が制度として担うことが多くなりました。三世代同居の大家族で暮らし、地域とも密接に関係していた生活は、核家族化に伴い、そのかかわりも薄れていき、助け合いの社会は徐々に弱体化しつつあります。
 地域には、子どもから高齢者までさまざまな人々が暮らしています。福祉とは、そこに暮らす、すべての人が安全に、幸せに生活を送れることです。住み慣れた家や地域で暮らし続けていくためには、何が必要なのでしょうか。
 市では昨年度、地域福祉計画を策定しました。その計画の概要と、各地域の主な取り組みを紹介し、福祉について考えていきます。
□問い合わせ 社会福祉課(内線131)

地域のつながりが希薄に

近年、少子高齢化や核家族化の進展とともに、私たちを取り巻く社会環境も大きく変化してきています。それに伴い、地域社会での「お互いさま」の心が、低下し始めています。
 当市においても、福祉に関するアンケートなどから地域社会のつながりが薄れてきている傾向にあることが分かります。
 個々の家庭が抱える問題や課題を、地域においても自分のこととして考える、助け合いの気持ちが大切になってきています。
 誰もが安心して住み続けられる町を地域全体で考え、「お互いさま」の心で助け合える地域づくりが求められています。

計画期間は5年間に設定

地域福祉計画は、住民(福祉サービス利用者含む)と社会福祉を目的とする事業者、社会福祉活動を行う者、この3者が協働で福祉のまちづくりを進めていく計画です。基本理念を『「お互いさま」の心をはぐくみ 生かすまち えな』とし、計画期間は5年間に設定しました。市にはさまざまな分野ごとに計画が定められており、本計画は、各分野の計画を「福祉」の視点から横軸につなぐ役割も持っています。
 住み慣れた地域で、安心して暮らしていける福祉のまちづくりを目指し、それを実現するための施策を進めていきます。
 次に本計画の4つの基本目標を紹介します。

基本目標(1) 見守り助けあう、しくみづくり

地域の中にあるさまざまな福祉課題は、公的なサービスばかりではなく、住民同士で助け合って解決していくことも必要です。「お互いさま」の心の育成や近隣関係づくりを進め、地域での助け合い活動の推進を図っていきます。
▽重点施策=福祉委員の設置 ちょっとした困りごとの相談に乗ったり、近所のお年寄りの様子をうかがったり、地域の世話やきさんを期待しています。

基本目標(2) 思いやりのある心を育てる、ひとづくり

住民同士での助け合い活動には、ボランティア活動や市民活動があります。これらの活動に取り組む人材の育成を図り、活動を支援するため、地区ボランティアセンターを設置しボランティア同士のネットワークをつくっていきます。
▽重点施策=地区ボランティアセンターの設置 ボランティアに関する各種相談や情報提供など、ボランティアを総合案内する機能を各地区に設置。(既設の施設を利用)

基本目標(3) 安心して住み続けられる、まちづくり

住み慣れた地域で、安心して暮らせる。誰にとっても共通する願いです。福祉との接点から健康・医療をはじめとして、防災・防犯、移動手段、町なかのバリアフリーなどの問題にも取り組み、福祉のまちづくりを進めていきます。
▽重点施策=誰でも活用できる健康・福祉エリアの設定 子どもから、高齢者まで誰もが気軽に集まり、健康づくりや福祉活動などを通じて交流できる場所づくり。

基本目標(4) 生活と活動を支える、体制づくり

みんなで助け合い、安心して暮らしていける恵那市を築くためには、目標に向け、計画を確実に進めていくことが求められます。そこで、関連計画と一体的に事業を進めていき、総合的な福祉のまちづくり、地域での推進体制づくりを行います。
 さらに、推進会議や市民会議、地区の福祉推進チームなど、市民参加で進める体制づくりを市と協働で行っていき、計画を実行に移していきます。

各地区の取り組み

市の地域福祉計画には各地区での課題を整理し、地域独自の取り組みを示しています。
 ここでは、各地区の主な取り組みと、福祉委員を設立し精力的に動いている武並町、町内に福祉を呼び掛け地域福祉を進めていこうとしている上矢作町について紹介します。

●大井町

  • 近所付き合い、向こう三軒両隣意識の高揚
  • 子育て部会や関係団体が連携し、地域で子どもを育てる意識の醸成
  • 防災訓練の機会を増やして、地域防災意識を高める
  • 誰でもいつでも利用できる縁側サロンの開設

●長島町

  • ご近所福祉マップと名簿づくり
  • 「こども110番の家」に加え、応募による「見はっCiaoの家」を認定し、子どもの駆け込みやすい場所づくり
  • 子育てママさんを集めてサロンを開き、悩みを相談する機会をつくる
  • 子どもからお年寄りまで楽しめるウオーキングの開催

●東野

  • 独り暮らしの高齢者や高齢者世帯に、近隣の人からの声掛けや見守りなどの身近な支援
  • 防犯パトロール隊の結成
  • 「ぱとまっぷ」を配布し、各家庭ごとの防犯地図の作成
  • 地域の行事に子どもたちが参加できる機会を意識的につくる

●三郷町

  • 町内交流が増えるような魅力ある町内行事の再検討
  • 災害時要援護者の小規模単位での把握
  • 子育てにおける不安や悩みなど、親同士のコミュニケーションの充実
  • 郷土を愛する心を育てる、地域での学童保育の検討

●武並町

  • 独り暮らしの高齢者を対象とした月1回の配食サービス
  • 子どもから大人まで一緒に整備する各自治会ごとの花壇
  • 下校時間に合わせた防犯パトロールの実施
  • 不法投棄監視パトロールを実施しモラルの向上を図る

●笠置町

  • 世代を超えて参加できる講座や行事の工夫
  • 子どもたちに地域の伝統文化や昔の遊びを伝える場を設ける
  • 回想法スクールの継続
  • 「みんながあいさつをすると町がどう変わる?」をテーマに、標語や川柳を募集し、あいさつ意識を高める

●中野方町

  • 「支え合いマップ」を防災・防犯にも生かせるマップにレベルアップ
  • 認知症予防などのための「まめ暮ら学校」への参加促進
  • 移送ボランティアへの住民登録と参加の推進
  • 飯中笠クラブの活動を通した世代間交流と青少年育成の推進

●飯地町

  • 配食事業の配達ボランティアを募り、配達時に声掛けも行う
  • ウオーキングコースを整備して、運動不足解消の機会をつくる
  • 移送ボランティアを行うための人材育成
  • 地域行事に参加する「近所付き合い」を大切にする

●岩村町

  • 「見守り声掛けの運動」の実践
  • 市民活動グループへの参加・登録を促進する窓口の設置
  • 地域での小さな単位で子育て中のお父さん、お母さんが集まる集会などを開催
  • 防災訓練や消火栓の訓練を定期的に実施

●山岡町

  • 声掛けや見守りにより連帯感を深め、安心カード登録者を増やす
  • 親子フェスタなど、地域で参加するふれあいの場をつくる
  • 子どもとお年寄りが、「聞き役・伝え役」の立場で交流する
  • 子育ての悩み相談や教育を行う「子育て応援隊」をつくる

●明智町

  • 放課後や長期休暇に、子どもが居られる場所の確保
  • 中学生や高学年の児童などにも協力してもらうボランティア活動
  • 各自治会で高齢者や障がい者名簿を作成する
  • 交通危険箇所などが書き込める、明智安全マップの作成

●串原

  • もしものときのために、地域の中での連絡相手を決めておく
  • 常に集まる場所を確保し、気軽な活動などをして、生活意識を変える
  • 「見守りの日」の制定や「見守りの家」など、助け合う仕組みづくり
  • 地区公会堂での講座、サロン、教室の実施

●上矢作町

  • 「見守りの日」を毎月3日と制定し、あいさつや声掛けを実施
  • サロン事業を開催し、特技を生かした交流の場をつくる
  • 買い物に行けない方のためのボランティア買い物ツアーの実施
  • 地域の自主的防災訓練や災害時などに対応できる防災体制の構築

インタビュー 武並町「誰もが楽しい人生を送れる町に」

●武並町民生児童委員協議会会長 山内和徳(やまうちかずのり)さん

山内和徳さん

(写真)山内和徳さん

武並町の福祉を考えたとき、民生委員と連携し、福祉の視点から近所に目を配る福祉委員は絶対に必要だと感じました。
 福祉委員は、各自治会から選出してもらい、任期は3年に設定しています。長いようですが1年では何もできず機能しないと考えました。1年目は自分の町の高齢者世帯などを正確に把握するため、福祉マップを作成します。自分の地域の現状がどうなっているのかを知ることから地域福祉は始まります。支援を必要としている人はどれだけいるのか。どういった支援が必要なのか。それらを把握することで地域の課題が見えてきます。
 福祉委員を中心に自治会での福祉活動が活発になってくれるとうれしいです。それぞれの自治会の動きが武並町全体を活性化してくれるはずです。
 町内のみんなが福祉の視点を持ち、「向こう3軒両隣り」お互いに目配り気配りができれば、誰もが幸せで、楽しい人生を最後まで送ることができる町になると考えています。

インタビュー 上矢作町「高齢者も参加する地域福祉」

●上矢作町まちづくり委員会住民福祉部会長 山内忠良(やまうちただよし)さん

山内忠良さん
 (写真)山内忠良さん

  少子高齢化は、社会全体の大きな問題の一つです。特に、上矢作町は市内でも高齢化率が高く、とても深刻な問題です。このような状況で地域福祉を考えていく場合、大切なことは、高齢者は支援を受けることばかりではなく、自分も社会の役に立てることがあると意識することです。ときには助けてもらい、ときには自分のできることで誰かを手助けしていく。特に高齢化社会では助け合いの気持ちこそが、町の福祉を支える鍵となると思います。
 助け合いの中で自分が誰かの役に立てたとき、それは喜びや生きがいにもつながります。福祉は、助けを受けるだけではなく、手助けをすることの喜びもあるはずです。将来は、町の誰もが何かの役に立つことができ、高齢化なりに活動的な町になってくれるとうれしいです。そのために、まずは多くの人に「参加する福祉」に関心を持っていただきたい。
 上矢作町の地域福祉は、今、スタートラインに立ったところです。

市民参加型の計画

地域福祉計画は、地域の人たちがどんなことに困っているのか、アンケートなどで、できるだけ地域住民の声を聞き、地域の課題を整理しながら作り上げてきました。
 わたしたちは地域でどんな助け合いができるのか、行政の役割は何があるのかなど、市内13地区それぞれに地区計画検討チームを作り、各地区の歴史や地形、人口構成など、地域独自の課題や対応などをまとめました。
 市全体の事は、公募市民や地区の代表者、民生委員、福祉施設職員などで構成する「市民会議」で検討しました。市民会議では、地区それぞれでの対策や市全体で取り組む共通課題、また共通した課題で地区がそれぞれに取り組む課題などを検討しました。
 この課題と対策について、市民会議の中で案を検討し、各種団体の代表者などで構成した市地域福祉計画策定委員会で最終検討し策定しました。

市民の目で進行管理と評価

総合画の策定にかかわった団体や個人を中心としたメンバーと、新たな公募や団体推薦などによる市民も加え、進行管理と評価を行っていきます。これには、計画を策定したときの市民会議メンバーにも入ってもらい、計画から推進へ中心的な役割が期待されます。
 地区での福祉のまちづくりの進行管理と評価を行う組織として、これまでの地区計画検討チームを中心に、各地区に「福祉まちづくり推進会議」を組織します。
 推進事務局と職員によるワーキングチームが、施策の内容や実施状況、成果、課題、今後の方針などを記入できる進行管理シートを作成し、これに基づいて、各組織がそれぞれの立場から進行管理と評価を行います。
 その結果を地域福祉推進委員会に報告し、そこで専門的な見地から検討し、全体の評価結果として取りまとめます。
 本計画の3年目となる平成22年度には、必要に応じ、計画の一部修正、重点事業の再設定などを行います。
 総合計画を頂点とした各種関連計画には、高齢者や子ども、障がい者などの福祉計画はもちろん、ほかにも福祉にかかわる計画はたくさんあり、バリアフリーやバスなどの公共交通、防災、環境、男女共同参画など、あらゆる計画を福祉の視点から連携して進めていくことも必要です。
 地域それぞれの課題には、まず自分が近所や自治会で、何ができるのか、地域の潜在能力や住民の力を引き出すにはどうすればいいのか、みんなで知恵を出し合い、地域で解決策を考えていきます。
 そのために、地域協議会や自治会、社会福祉協議会の各支部、各地区の民生委員児童委員協議会などを中心に、地域の推進体制を定め福祉の輪(和)を少しずつでも広げていくことが大切です。
 計画の進行管理は、毎年度末に行います。緊急性のあるものや新たに必要になったことなど、地域の実情に合わせた検証と、計画の推進方法などの見直しを行います。

まんさくを利用する高齢者の方々の作品
(写真)まんさくを利用する高齢者の方々の作品(1)

手作りのわらじなどもまんさくに飾られている
(写真)手作りのわらじなどもまんさくに飾られている

ぬり絵をしながらおしゃべりを楽しむ利用者
(写真)ぬり絵をしながらおしゃべりを楽しむ利用者

互いに助け合う喜びと感謝の気持ち

地域福祉を考えるとき、福祉サービスを必要とする人も、必要としない人も、共に福祉活動に参加し、一緒になって考えていくことが大切になってきます。同じ地域で助け合いながら生活していくためには、支援を受ける側にも、できる範囲の地域活動への参加が求められています。
 また誰もが、いずれは高齢者になります。病気や事故などで、いつ支援を必要とするか分かりません。地域の福祉は、すべての住民が自分のこととしてとらえ、考えていくことが大切です。
 市内でも、地域によって人口構成や高齢化の状況などさまざまです。地域福祉を進めていく上で、地域の現状と課題を把握し、地域が抱えている問題を、住民が共通の課題として認識することが大切です。展開する福祉活動や提供する福祉サービスが、地域課題の解決策となるのであれば、住民の理解も得られ、参加者も出てきます。地域の実状に合った福祉を考えていくことが、地域住民にとって住みよい町へとつなげていきます。
 地域福祉の主役は地域住民です。この住民意識の向上こそが、地域福祉の盛り上がりには必要不可欠です。
 そして、一人でも多くの住民が、地域福祉活動に参加し「お互いさま」の心を育てていくことが、これからの地域福祉を形成する鍵となります。互いに助け合う喜びと感謝の気持ちが、地域福祉の原点ともいえます。

まんさくで高齢者が集う場の和やかな様子
(写真)まんさくで高齢者が集う場の和やかな様子

□参考文献 ▽住民参加・参画のまちづくり「地域福祉新時代への挑戦」

※地域福祉計画は、社会福祉課、各地域振興事務所のほか、市ウェブサイトからもご覧いただけます

特集 健全な森林づくりへ(基本計画がスタート)

森林は木材を生産するだけではありません。わたしたちが生きる上で必要不可欠な「水」、そのほとんどは森林によってはぐくまれたものです。
 わたしたちが住む恵那市の約8割が森林です。これらの森林は地中に根を張り巡らし、土砂の崩壊や流出を防止しています。また森林は地球温暖化の原因の一つといわれる二酸化炭素を吸収し、炭素として固定しています。そのほか、空気をきれいにしたり、騒音を防止したりするなど、森林の恵みは数えれば切りがありません。
 これらの働きは、当たり前すぎて気がつかないかもしれませんが、こうした森林からの恵みを受けることにより、わたしたちは暮らしていけるのです。
 その大切な森林を健全な状態にするため、市では「えなの森林づくり基本計画」を策定し、次の世代へつなげる森林づくりを目指します。

えなの森林づくり基本計画

市内の森林面積は3万8920ヘクタールで、市全面積の約77パーセントです。
 民有林面積は3万3918ヘクタールでで、そのうち2万689ヘクタール(約61パーセント)がヒノキを中心とした人工林となっています。
 これらの森林は「人・地域・自然が調和した交流都市」を将来像として掲げる恵那市にとって、循環型資源としての木材を生産する場であると同時に、豊かな水と緑をはぐくみ、自然環境を保全し、災害から生命・財産を守るなど、市民のかけがえのない共通の財産といえます。
 しかし木材価格の低迷などにより、適切な整備・管理が行われていない人工林が多くなり、森林の機能が低下しています。
 失われつつある森林の機能を回復し、森林を健全な状態で次の世代へつなげるため、平成18年11月、市民ボランティアや森林関係者などから組織される「えなの森林づくり推進委員会」が発足。平成20年3月には「えなの森林づくり基本計画」を策定しました。
 この計画は、現在市の森林が抱える課題を明確にし、今後森林のいろいろな機能を十分に発揮させるための方針を示しました。

下草が生えず根が洗われたヒノキ林(武並町)
(写真)下草が生えず根が洗われたヒノキ林(武並町)

えなの森林づくり推進委員会の様子
(写真)えなの森林づくり推進委員会の様子

■今後取り組むべき課題

「えなの森林づくり推進委員会」では、全体会議・現地視察・個別ヒアリングなどにより、現在市の森林が抱える課題を、大きく8つの課題に整理しました。

課題1 土地境界の明確化 
 民有林の土地境界はあまり明確でなく、間伐などの森林整備に支障をきたしています。

課題2 災害に強い森林づくり
 適切に管理されていない森林では、水源かん養機能が低下し、土砂災害や河川災害の引き金となっています。豪雨時には土石流となり、より大きな災害へ発展する恐れがあります。

渓流沿いに崩壊した森林(上矢作町)
(写真)渓流沿いに崩壊した森林(上矢作町)

課題3 地域材利用の拡大
 森林を健全な状態で次の世代へつなげるためには、林業と木材産業の活性化を図る必要があり、そのためには地域材の利用を促進する必要があります。

岐阜県産材を利用した武並保育園建設
(写真)岐阜県産材を利用した武並保育園建設

課題4 森林・木材教育の推進
 森林をより良い姿で保全していくためには、小中学校や一般市民などを対象にした森林・木材の重要性を理解してもらうための、啓発的な事業を行う必要があります。

課題5 森林づくり活動に対する協力体制
 ボランティア活動をしている団体に関する情報を集め、より広く市民に周知する必要があります。

市民団体による森林づくり活動(中野方町)
(写真)市民団体による森林づくり活動(中野方町)

課題6 効果的な森林施業
 効率的な森林管理を行うためには、既存の林道では機能が不十分であることから、今後は林道の再整備や、高性能林業機械の導入も必要となります。

課題7 森林の適切な保全
 森林の多面的機能を効率的に発揮させるためには、期待される機能ごと(水土保全林・木材生産林・森林と人との共生林など)に区分し、適正に保全する必要があります。

課題8 森林空間利用の促進
 森林空間を整備し、保健・レクリエーション活動を充実する必要があります。

笠置山の森林散策道(中野方町)
(写真)笠置山の森林散策道(中野方町)

■課題解決に向けて

緊急を要する課題については、本年度から実行しています。
 今後課題を解決するため「えなの森林づくり推進委員会」では、来年度末までに全体会議や分科会などで、具体的な取り組み方法を検討し、実施していきます。

市民の皆さんへ
■間伐と木材利用が必要です

地球温暖化防止を目指す「京都議定書」の約束期間(第一期2008年から2012年の5年間)が始まりました。1990年比で温室効果ガスを6パーセント削減するため、炭素吸収源である森林の役割が注目されています。
 間伐の実施や、木造住宅建築などによる木材利用をすることが、森林の機能をさらに高めるために必要です。「次の世代へつなげる森林づくり」を推進するため、日常生活から国産材・地域材の利用を心掛けてください。

林研クラブによる木工教室(山岡町)
(写真)林研クラブによる木工教室(山岡町)

森林の機能

(1)健全な森は緑のダム
 健全な森の土は、柔らかくふかふかとしているため、水をしみ込ませる力は裸地の3倍という報告があります。
 この土には雨水を蓄え、ゆっくりと時間をかけて川に流す力があり、洪水や渇水が緩和されます。このようなことから森は「緑のダム」といわれています。

水を蓄え、浄化する
(図)水を蓄え、浄化する

(2)健全な森はおいしい水をつくる
 森林が生み出す水は、雨水が地中に浸透する過程で水をろ過し、岩石の間を通ることによりミネラルを含み、わたしたちの生活に必要不可欠な飲料水となります。
 また工業生産を支え、さらに森の豊かな栄養を下流の田や畑、海へと流し、そこに生きる生命に潤いを与え命をはぐくみます。

(3)健全な森は土砂流出を防ぐ
 健全な森林は、草や落葉などによって地表が覆われているため、降雨などによる土壌の浸食や流出が抑えられています。森林と裸地を比較した場合、土砂が流出する量は森林では裸地の150分の1という報告があります。
 こうした健全な森林は豪雨時による山崩れを防止する作用を併せ持ちます。

山崩れを防ぐ
(図)山崩れを防ぐ

(4)森林は地球温暖化防止に貢献
 地球温暖化の主要な原因である二酸化炭素を、森林は吸収・貯蔵しています。

地球温暖化を防ぐ
(図)地球温暖化を防ぐ

(5)森林は木材を生産します
 木材はわたしたちの生活の、あらゆる面に利用されています。
 木材を生み出す森林は、伐採しても適切な管理をすれば、何度でも再生が可能です。

木材を生産する
(写真)木材を生産する

(6)そのほかの森林の機能
■生物多様性保全機能
 森林は、鳥類や昆虫類をはじめとする野生動植物の生息の場で、遺伝子や生物種、生態系を保全するという、根源的な機能を持っています。

野生生物のすみか
(図)野生生物のすみか

■快適環境形成機能
 森林は、蒸発散作用による夏の気温低下や、ちりやほこりの吸着、騒音緩和などの機能を持っています。
■保健・レクリエーション機能
 森林は、(※)フィトンチッドに代表される樹木からの物質により、直接的な健康増進効果が得られます。

安らぎとうるおいをもたらす
(図)安らぎとうるおいをもたらす

□参考文献 ▽森林と林業「そこが知りたい」(全国林業改良普及協会) ▽「森からみる地球の未来」(文研出版) ▽林野庁ホームページ子ども森林館 ▽岐阜県「木づかい読本」

※フィトンチッド=植物が放出・分泌し、抗菌・殺虫のほか人間の体に良い影響を与えるなどの働きをもつ成分

えなの森林づくり基本計画策定記念事業

(1)「見て・歩いて・考える緑のダムと健康な森づくり」

現地見学と講演会を通して、えなの森と水と暮らしの在り方について考えてみましょう。
□とき 9月6日(土曜日)午後0時半から5時
□ところ 中野方コミュニティセンター
●第一部 坂折棚田・中野方ダム周辺森林見学(午後1時から)
●第二部 (1)講演「緑のダムと健康な森づくり」(午後3時から) ▽講師=蔵治光一郎(くらじこういちろう)氏(東京大学大学院 愛知演習林講師)
(2)笠置山森の健康診断報告会
□問い合わせ 山里文化研究所 電話番号・ファクス0573-68-6016

(2)「ツリークライミング(R)体験講座」

子どもたちに自然の大切さを知ってもらうための講座です。ぜひ、ご参加ください。
□とき 9月28日(土曜日) ▽午前の部=午前9時から ▽午後の部=午後1時から
□ところ 市立恵那病院裏の雑木林
□定員 午前・午後の部各20人(保護者同伴)
□参加費 500円
□申込方法 (1)小学校名(2)学年(3)氏名(4)連絡先―を記入し、メール、ファクス、はがきで応募(9月19日(金曜日)必着)
□申し込み・問い合わせ 〒509-7292(住所不要)林業振興課(内線526)ファクス0573-26-2861 メールアドレス ringyoushinkou@city.ena.lg.jp

インタビュー 森林づくり最前線

森林保全のボランティア団体、NPOなどで活躍されている森岡さんと杉野さんに『森林づくりに対する思い』を伺いました。

●美濃の森造隊 森岡哲郎(もりおかてつろう)さん

美濃の森造隊 森岡哲郎さん
(写真)美濃の森造隊 森岡哲郎さん

森岡さんは、人工林の整備を行うボランティアグループ「美濃の森造隊」の隊長として、昨年の2月から鍋山(長島町)を中心に活動しています。
 月1回程度の間伐を4、5人のメンバーで実施。人工林の間伐のほか間伐材を利用して、椅子やテーブルの作製、大学生や小学生への林業体験指導も実施しています。
 今後は、間伐材を使った小屋やツリーハウスの作製など、新たな間伐材の利用方法を探りながら、活動を進めていくそうです。

《森林づくりに対する思い》
 間伐作業は、肉体的に大変な作業です。しかし作業が進むにつれ、息苦しく暗かった山林にさわやかな空気が流れ始め、太陽の光が届くのを直接肌で感じたとき、全身に快感が走ります。
 思い切り汗を流した後のさわやかさは、間違いなく人をとりこにしてしまいます。
 そして作業の結果は目に見える形ではっきりと残り、森づくりをしているという大きな充実感を味わえます。
 こうした、ほかでは味わえない山仕事の楽しさを、多くの人にも伝えたいのですが、言葉ではなかなかそれができません。
 ですから皆さんには、実際に一度、間伐作業で汗を流してみることをお勧めします。われわれ「美濃の森造隊」が、喜んで皆さんの森への第一歩をご案内します。
■ブログ「美濃の森造隊だより」 http://blog.goo.ne.jp/minomorizou

●奥矢作森林塾 杉野賢治(すぎのけんじ)さん

奥矢作森林塾 杉野賢治さん
(写真)奥矢作森林塾 杉野賢治さん

杉野さんは、NPO法人奥矢作森林塾(大島光利理事長)で、矢作ダム管理事務所との連携により、矢作湖にたまる年間600立方メートルもの流木を、間伐材の燃料で炭にしています。
 これらの炭は、主に住宅用(床下調湿炭)、土壌改良などに使用されています。
 炭は1立方メートルで約1トンの二酸化炭素を吸収し、燃やさない限り永久に炭素として固定されます。
 また昔ながらの方法で、カナギ炭の生産や販売のほか、炭やき・間伐・原生林散策・カヌーなどのエコツアーも実施しながら、奥矢作レクリエーションセンターの委託管理業務も行っています。

《森林づくりに対する思い》
 「地球は子孫から借りたもの」という言葉があります。
 わたしは、毎日その意味を考えながら仕事をしています。原生林へ足を踏み入れた途端に感じる心地良さは、地球本来の姿です。
 46億年かけて地球が造り上げてきたこの環境を、わたしを含めた人間は、たった100年で台無しにしてしまいました。
 わたしにできることは、間伐して炭にすることです。埋土種子と呼ばれる命の源が、真っ暗な人工林床に眠り、光が届くのをじっと待っています。
 祖父母が植えてくれたスギ・ヒノキですが、原生林のような森林に戻すには、まず間伐をすることが必要です。適切な本数まで間伐したら、その後は、地球の自己再生能力に任せればいいと思います。
 気の遠くなるような仕事ですが、実は簡単なことだと思います。たくさんの人の協力があれば、今からでも十分に間に合うはずです。
■ブログ「炭やきは地球を救う」 http://sumiyaki.blog.ocn.ne.jp/kenji/

●8月1日号特集「明知鉄道と市内運行バス」を読んで

明知鉄道の役割、そして存続についてシンポジウムなどが開催されるようです。高齢化、少子化など地域の環境は、ここ数年激変しています。
 行政、JR、東鉄、地域住民、明知鉄道など、関係する諸団体がそれぞれの立場を越えて、地域の足としてどのように存続するのか、その方向性を検討する必要があると思います。(ミスターOS5C457ZRさん・岩村町)

 わたしたち老人にとっては、バスや電車は必要です。少々足は弱くなり長くは歩けませんが、近くなら何とか利用できます。しかし乗る機会はあまりなく、協力としては少ないと思いますが、何とか残してもらいたいです。(匿名・岩村町)

 明知鉄道の存続のために、市はできる限り最大の努力をしていただきたい。そのためにも、地域公共交通活性化総合連携計画に積極的に賛同します。明知線をなくさないようにお願いします。(匿名・長島町)

 明知鉄道、絶対残してほしい。わたしは今、70歳で1年間のシルバー定期を買っています。友達とちょくちょく岩村、明智方面へいい空気を吸いに出掛けます。
 また4歳の孫が、先日も明知鉄道を見て大喜びで手を振ったら、お返しに「ポッポー」と応えてくださいました。家に帰り、大喜びでパパとママに明知鉄道のことを話していました。ぜひ、子どもたちの夢、あの眠くなる線路の感触、いつまでもありますように。(えなの子・大井町)

■ご意見をお寄せください「将来の地域の足」

□問い合わせ 商工観光課交通政策係(内線525)メールアドレスshoukoukankou@city.ena.lg
.jp

年次財務報告書を作成してほしい

 民間と同じ、年次財務報告書を作成してほしい(アニュアルレポート)。ほかの市役所では、作成している所があります。(服部さん・山岡町)

■■答■■
  普通会計の貸借対照表(バランスシート)と行政コスト計算書の概要は、本紙2月1日号で公表しています。
 現在では、普通会計の財務諸表を公表していますが、昨年度に総務省から公表された「新地方公会計制度実務研究会報告書」に基づき、本年度の決算からは、特別会計・企業会計などを含めた連結の貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書の4表を公表する予定です。(財務課)

祝日にもごみ収集を

 休みが続きますと、ごみ収集日と重なります。ごみを保管するのも、集積場へ持って行くのも多量になれば気を使わねばなりません。
 平日が休日になった日は、ごみ収集をしていただけるとありがたく思います。生活している限り、ごみは出ますので、ぜひ、お願いします。(笠木さん・長島町)

■■答■■
  休日のごみ収集については、ごみ処理施設建設時に「平日以外の土日、祝日はごみの受け入れをしない」という協定を締結していることや、職員の勤務体制の整備・出勤における人件費などの諸問題が発生することから、実施することができませんのでご理解いただきますようお願いします。
 しかしながら、同様のご意見を多数頂いているため、祝日などにおけるごみの収集については、市長の諮問機関である廃棄物減量等推進審議会で、現在審議中となっています。(環境課)

 

インフォメーション

みんなの掲示板

お月見の団子どろぼう

お団子を用意します。こぎつね行列(つきのくら午後5時出発)、月待ちオカリナコンサート、紙芝居、南京玉すだれ、お月見茶会、もち投げもあります。お月見がてら、大人も子どもも遊びに来てください。おじさん、おばさん方!子どもだったころの遊びを一緒にしませんか。大縄跳び、ゴム跳び、花いちもんめ、かごめかごめ…。(市まちづくり市民活動推進助成事業)
□とき 9月14日(日曜日)午後6時から7時半
□ところ 多目的防災広場
□問い合わせ 中山道大井宿しぶろく 小椋日南恵 電話番号0573-25-4128、奥村ひとみ 電話番号0573-26-0431

双子ママサークル「クリスタルツインズ」結成

双子のママ、育児のストレスで大変な思いをしていませんか?同じ悩みを持つママたちと一緒に話をしたり、体を動かしたりしてリフレッシュし、育児を応援します。
□活動日 毎月第3金曜日 午前10時から正午
□問い合わせ 林 電話番号090-3956-1923

パソコンサポートクラブ10月期講座

【はじめてのパソコン講習】 
□とき 10月7日(火曜日)、16日(木曜日)、21日(火曜日)、28日(火曜日)午前9時半から11時半
□内容 文字入力やマウス、キーボードの使い方など、パソコンの基本操作を丁寧に説明します。
□受講経費 550円(別途テキスト代900円)
【年賀状対策講座】 
□とき 10月2日、9日、16日、23日(木曜日)午後1時から3時
□内容 今年こそはパソコンで年賀状を!Word2002とExcel2002で宛名面の作成(表面)、文書面の作成(裏面)の基礎知識を学習します。
□対象者 WordとExcelを使用したことのある方
□受講経費 1,000円(フロッピーを50円で購入いただくか、USBフラッシュメモリを持参してください) 
【共通】
□ところ 恵那文化センター視聴覚室 
□定員 18人(定員になり次第締め切り) 
□締め切り 9月10日(水曜日)午前10時から開講日前日まで。初めて受講する方は、9月24日(水曜日)までに申し込めば優先されます。その後、再受講者の受講の可否を決定し9月25日(木曜日)以降に連絡します。
□申し込み・問い合わせ パソコンサポートクラブ 電話番号090-4265-9727 メールアドレスinfo@psc.enat.jp

父子家庭の祖父母会

□とき ▽三郷寿老の滝=9月9日(火曜日)午前10時から ▽市民の家=11月11日(火曜日)午前10時から
□問い合わせ 露木淳子 電話番号0573-26-2660

お知らせ

9月6日(土曜日)は、住民票などが交付できません

9月6日(土曜日)、電気設備の修理により市役所が停電します。これに伴い6日は終日、住民票や印鑑登録証明書の交付ができません。市ホームページについても、午前中は閲覧できません。ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。 
□問い合わせ 財務課(内線357)

 

輝く恵那人

「命という宝」

第30回少年の主張岐阜県大会岐阜県知事賞受賞

 伊藤咲希さん (いとう さき)

 武並町美濃・14歳

 「こんにちは。よろしくお願いします」と、屈託のない笑顔と明るい声であいさつしてくれたのは、恵那西中学校3年生の伊藤咲希さん。
 咲希さんは、6月21日に行われた第4回市少年の主張大会で最優秀賞に選ばれ、8月8日、海津市で行われた第30回少年の主張岐阜県大会に出場。県内から選抜された中学生17人が臨む中、見事、最高の県知事賞を受賞した。
 主張するタイトルは、「命という宝」。
 咲希さんがまだ、小学校6年生のとき、母親が「がん」に侵され、9カ月の闘病生活の後、家族と共に母親の死に直面した―。
 「兄弟がわたし一人だったら、寂しくてつらくてどうしようもなかったと思う。だけど、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいたから、心強かったです」と笑みを浮かべながら話す。
 母親の死を家族全員がそれぞれの視点で見つめ、家族の再生が始まった。中学校へ入学したばかりだった咲希さんは、バスケットボール部に入部し、部活に打ち込む傍ら、家では家事を手伝った。
 「母のいない寂しさと、いてくれたことのありがたみが身にしみました」と、振り返りながら話す。
 3年生になり、進路を定めるころには、すでに夢があったという。
 「将来は看護師になりたいと思っています。少しでも多くの命を救う仕事に就きたい。それに、母も看護師でしたから―」。
 咲希さんの主張の中に「一人一人が、かけがえのない命を与えられています。その命は、自分一人のものではないと思います。両親が与えてくれた大事な命―」とある。大切な人の死を受け止め、家族の大切さや「命」の大切さを日々、実感している。
 「就職したら夏休みはないのかな…。あるわけないですよね」と明るく照れながら話す様子は、まだ幼さがうかがえる。
 いつの日か、立派な看護師になった咲希さんに、また会ってみたい。

話題あれこれ ニュース&トピックス

武並町地域自治区の活動を発表する代表者

地域自治区の活動発表会

(写真)武並町地域自治区の活動を発表する代表者

「恵那市地域自治区活動事例発表会」が、7月24日、恵那文化センターで開催されました。市内13地域の地域自治区の代表者が、活動の内容や課題などを、参加者約400人に紹介しました。
 昨年度に実施した事業は全体で160あり、安心・安全のパトロールや、環境保全の事業として不法投棄監視、歴史・文化を継承する事業の実施などさまざまでした。地域でアンケート調査を行って、実施する事業を決めている事例もありました。


完成した絵巻と子どもたち

世界に一つだけの絵巻

(写真)完成した絵巻と子どもたち

7月26日と27日、中山道広重美術館で、小学校低学年の児童を対象に、こどもびじゅつかん「わたしだけのヒーロー・ヒロイン絵巻をつくろう」が開催されました。絵巻には、石川五右衛門や宮本武蔵など当時のヒーローやヒロインなどの塗り絵を張り付けたり、スタンプで刷る大井宿の重ね刷りなどを張り付けたりして、自分だけの絵巻を作り上げました。この日は前半に美術館探検もあり、参加した児童たちは浮世絵を身近に感じることができました。


ドライアイスで、ろうそくの火を消す実験の様子

科学の不思議で遊ぼう

(写真)ドライアイスで、ろうそくの火を消す実験の様子

7月31日、8月1日の2日間、市中央図書館の玄関横のスペースで三郷小学校田中広佳先生による理科のおもしろ実験が行われました。同図書館では、夏休みの自由研究の資料を紹介しており、紹介だけではなく実際に実験もやってみようと、天の川イベントの一環として図書館サポーターが企画しました。会場ではさまざまな実験が行われ、ドライアイスから発生した二酸化炭素で火を消す実験など、科学の不思議に子どもたちは目を輝かせていました。


ちゃんこを待ち遠しそうに眺める子どもたち

力士のちゃんこを味わう

(写真)ちゃんこを待ち遠しそうに眺める子どもたち

千畳敷公園春日野記念相撲場を稽古場に、毎年恒例の入間川部屋夏合宿が行われ、8月2日、力士お手製のちゃんこを味わってもらおうと、明智文化センターで「ちゃんこ会」が開かれました。
 会場では、塩味としょうゆ味の2種類のちゃんこ約200杯分が用意され、明智町出身の力士、恵那司(水野千浩さん)らが直接取り分け、来場者は、夏バテ解消の栄養満点なちゃんこをおいしそうに味わいました。


一生懸命にアユを捕まえようとする園児たち

アユをがぶり、澄ヶ瀬簗(すみがせやな)

(写真)一生懸命にアユを捕まえようとする園児たち

上矢作町の住民20人で構成する澄ヶ瀬ヤナ組合(松岡昭雄組会長)は、8月1日のオープンに合わせ、簗場に上矢作保育園の園児40人を招待しました。この日は、簗場で実際にアユに触れてもらおうと、特別にアユのつかみ取りが行われました。園児たちは必死で逃げ回るアユをつかみ、あちこちで「やったぁ!捕れた!」と歓声が上がりました。その後、じっくり焼き上げられたアユの塩焼きを味わい「全部食べちゃった」と満足気でした。


真夏の暑い中おそろいのTシャツで歩く参加者

2泊3日のてくてくの旅

(写真)真夏の暑い中おそろいのTシャツで歩く参加者

市内50キロを2泊3日で歩く「第2回恵那てくてくの旅」が、8月8日から10日に実施されました。恵那青年会議所主催で、参加したのは小学校3年生から6年生の児童87人。岩村公民館を出発した一行は、初日に三郷小学校、2日目は恵那北小学校で宿泊しました。ゴールの恵那文化センターまで、10のグループに分かれた参加者は、それぞれ励まし合ったり、力を合わせたりして歩き抜き、大きな夏の思い出をつくりました。


ユーモアあふれる講演をする川島教授

頭使って脳の老化を防止

(写真)ユーモアあふれる講演をする川島教授

8月10日、恵那文化センターで、DS脳トレ、大人のドリルなどで有名な、東北大学加齢医学研究所医学博士の川島隆太教授による「読み・書き・計算が脳の老化を防止する」と題した認知症予防講演会が行われ、約660人が来場しました。
 川島教授は、人間の脳の機能についてユーモアあふれる説明を行い、「いい話が聞けた」「ためになる話だった」などと満足そうに帰っていく参加者の姿が見られました。


おいしそうに流しそうめんを食べる子どもたち

暑いときは流しそうめん

(写真)おいしそうに流しそうめんを食べる子どもたち

8月10日、大井小学校で、「地域のおじさんおばさんは私たちの先生」と題し、流しそうめん大会が行われました。これは、季節の行事や昔の遊びなどを通して、故郷への愛着と、地域で子どもたちを守り育てる意識を向上させようと、大井町まちづくり協議会教育子育て部会が企画しました。
 参加した約100人の親子は、夏の暑さも忘れ、流れるそうめんを上手に取り上げ、おいしそうに食べていました。


夫婦で活動しているエスペランサによる演奏

心に響く支え合う音色

(写真)夫婦で活動しているエスペランサによる演奏

市民有志でつくる「男と女のわ」ネットワーク(代表 坪井弥栄子さん)と市は、男女共同参画の意識を市民に広めようと、8月17日、恵那文化センターで男女共同参画プラン「認めあう優しい心と心のはぁもにぃ」トーク&コンサートを開催しました。
 コンサートは、妻が難病に侵されながらも夫婦で協力し、演奏活動をしている二人組みによるもので、支え合いながら病気に立ち向かう二人の優しい音色は、訪れた約300人の観衆の心に響きました。


看護師(中)に習い患者さんの足を丁寧に洗う生徒(右)

一人でも多くの看護師を

(写真)看護師(中)に習い患者さんの足を丁寧に洗う生徒(右)

8月21日、市立恵那病院で高校生が患者の看護を手伝う「ふれあい看護体験」が行われました。これは、看護体験を通して看護の厳しさや楽しさを学び、一人でも多くの若者に看護師を目指してもらいたいと計画されました。
 体験には、恵那・坂下・中津高校から1,2年生8人が参加。看護師から指導を受けながら、患者の足浴や体重の測定を行ったり、積極的に患者さんに話し掛けたりしました。


赤ちゃんと楽しそうにふれあい遊びをする生徒(中)

中高生が赤ちゃんと触れ合う

(写真)赤ちゃんと楽しそうにふれあい遊びをする生徒(中)

こども元気プラザで、子育てを体験してみたい中高生を対象に、8月21日、22日の2日間、「乳幼児ふれあい体験」を開催し、市内の中高生6人が参加しました。「にこにこ広場」の活動では、実際に乳幼児に触れて一緒に遊んだり、保護者の方と交流を行ったりして子育てを学習しました。参加した長谷奏(はせがわかな)さん(恵那東中1年)は「赤ちゃんと接していると楽しいんだなと思いました」と、最後まで楽しそうに赤ちゃんと触れ合っていました。


伝統のいわむら城址薪能

(写真)辰巳満次郎さんらが演じる能「鵺(ぬえ)」

城下町の歴史を感じられる「いわむら城址薪能」が、8月23日、雨天のため岩村城藩主邸跡から会場を変更して、県立恵那南高等学校岩村校舎の体育館で開催されました。主催は「いわむら城址薪能実行委員会(実行委員長 宮澤博光)」。
 火入式で始まった薪能は、仕舞に続き、宝生流の能「三山」「鵺」、狂言「舟船」が披露されました。集まった約450人の観客は、厳格な中に繰り広げられる舞台に、絶賛の拍手を送りました。

中山道広重美術館 特別展観

 

広重没後150年記念「広重と木曽東海道六拾九次之内の旅」

 歌川広重没後150年にあたり、広重の名作「木曽海道六拾九次之内」を全点そろいで展示します。そのほか、中山道に関する江戸時代の書籍(版本)もご紹介します。
 図は、中山道の名所図会(絵入りガイドブック)『木曽路名所図会』の大井宿。大井川(現在の阿木川)に架かる大井橋をふかん的にとらえています。画中には西行塚、西行坂、西行硯水、七本松など大井宿の名所・旧跡も描かれています。
秋里籬島/著 西村中和/画
「木曽路名所図会」
田中コレクション
1805(文化2)年

「木曽路名所図会」


■会期 9/4(木曜日)から9/28(日曜日)まで
■開館時間 午前9時半〜午後5時(入館は午後4時半まで)
■観覧料 ▽大人=500円(団体400円) ▽小・中・高校生=無料
毎週月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日(土日・祝日を除く)、9/1(月曜日)から3日(水曜日)は展示替えのため、9/16(火曜日)・24日(水曜日)は祝翌日のため休館
■問い合わせ 中山道広重美術館 電話番号20-0522

●9月6日(土曜日)は広重の命日
 没後150年を記念し、広重の命日である9月6日(土曜日)は観覧無料とします。

●第1日曜日は「市民の日」
 毎月第1日曜日を「市民の日」とし、観覧料を無料とします。気軽に美術の世界に触れていただき、美術を中心とする文化活動やまちづくり活動の拠点に活用いただけるよう願っています。

文化財を巡る
(3)岩村城跡の基本(その2)

 今回は、小説やドラマの世界との混同が見られる戦国時代の二人の人物を取り上げます。
□戦国時代の城主あれこれ〜女城主と森蘭丸
 「女城主の里」として岩村の代名詞ともなっている女城主。小説では「お津也(つや)」、「お艶」、「お直」などと呼ばれていますが、歴史的な根拠は何もありません。『岩村町史』では夫の遠山景任(かげとう)を遠山修理亮(しゅりのすけ)とする2次資料があることから「修理夫人」としています。織田信長の叔母(父親信秀の妹。一説には姉とも)で、岩村城主遠山景任に嫁いだことは、ほぼ間違いないようですが、戦国時代の系図は大半が後の時代に作られたもので、100パーセント信頼できるものは少なく、女性にいたっては一部を除けば「女」としか表記されていないため、本当の名前はまったく分からないのです。従って、『甲陽軍艦(こうようぐんかん)』にある「岩村殿(遠山景任)後家」とか、素直に「景任未亡人」と呼ぶのが適当ではないかと考えられます。
 森蘭丸は、活躍当時の古文書で確認できる名前は「成利(なりとし)」。幼名も「乱」、「乱丸」、「乱法師」と書かれていて、「蘭丸」は後世に創作された名前とされています。天正10(1582)年、武田攻めの功により岩村城を与えられたのは、太田牛一(おおたぎゅういち)『信長公記(しんちょうこうき)』では、同じ信長近習の団忠正(だんただまさ)、江戸時代に民衆に広がった小瀬甫庵(おぜほあん)『信長記(しんちょうき)』では森蘭丸としています。現在は、信長の足跡をたどるためになくてはならない資料として『信長公記』の評価が高く、森蘭丸岩村城主説は旗色が悪いようです。
□問い合わせ 文化課 電話番号0573-43-2112(内線217)

岩村城址「いつ6段になったのか、石垣もまだ謎が多い」 
(写真)岩村城址「いつ6段になったのか、石垣もまだ謎が多い」 

学校紹介(スクールライフ)


このページでは、2008年3月1日号から市内の小学校を順番に紹介しています。

恵那北小学校

児童数 106人 学級数 7学級 住所 恵那市長島町久須見177番地1 電話番号0573-27-3103

 「ふるさと恵那北大好きスクール」を目指して

どの子にも、自分の目当てや夢を持ってほしい、そしていっぱい宝物を見つけて「進んでできる子」になり、「恵那北大好きスクール」にしていきたいと思っています

1.認めることほめること

子どもたちは、どの子も違って、どの子もそれぞれの良さと可能性を持っています。早くから発揮する子もいれば、ゆっくりの子もいます。そうした一人一人の、小さな変化を見逃さず、認めることとほめることによって、大きく伸ばしていきます。

2.あいさついっぱいの恵那北に!

《あかるく、いつも、さわやかに、つづけよう》 年間を通しての重点目標の一つとして、「明るいあいさつの飛びかう恵那北小学校」を目指しています。児童会ではオアシス(おはよう・ありがとう・しつれいします・すいません)運動、学年ごとでもいろいろな取り組みを行い「元気いっぱいのさわやかあいさつ」ができるようになりました。

3.心豊かに読書活動

地域の方・保護者・職員による読み聞かせ活動、広がり・こだわり読書や読書まつりなどを行っています。図書委員会や保護者による読み聞かせも人気があります。読書まつりの感想では、「学年が上がるにつれ、せりふもはっきり言えるようになり、成長したなあとうれしくなりました」「クラスのみんなと一つの事をやり遂げた満足感、達成感というものを感じ取ってくれたことと思います」など、学校への温かい支援の言葉もたくさんいただいています。

図書委員による読み聞かせ
(写真)図書委員による読み聞かせ

読書まつりの様子
(写真)読書まつりの様子

4.縦割り活動

1年生から6年生までの縦割りの「なかよしグループ」での活動を大切にしています。掃除、なかよし遊び、児童会行事など、6年生が中心になりながら下学年への指導をしています。

なかよしグループでの活動の様子
(写真)なかよしグループでの活動の様子

5.人間性豊かに交流活動

(1)恵那特別支援学校
 3、4年生、ほほえみ学級が、恵那特別支援学校と交流しています。新聞紙を細かくちぎってかけ合ったり、輪を使って遊んだりなど、一緒に遊ぶことを通して交流を深めています。相手への思いやり、人への接し方も学んでいます。

恵那特別支援学校との交流の様子
(写真)恵那特別支援学校との交流の様子

Aたんぽぽ作業所
 5、6年生、ほほえみ学級が、たんぽぽ作業所を訪問し、シイタケの原木運びなどを一緒にさせてもらいます。障がいのある方々のことを理解し、共に社会に生きる仲間としての意識が、少しは芽生えてきたのではないかと感じています。

たんぽぽ作業所で入所者との活動の様子
(写真)たんぽぽ作業所で入所者との活動の様子

B半田市立亀崎小学校
愛知県半田市の亀崎小学校との交流を続けています。互いの学校や地域を訪問し、学校紹介やゲーム、マレットゴルフなどで親睦を深めたり、互いの地域を学んだりして交流を続けています。

亀崎小学校とマレットゴルフで交流
(写真)亀崎小学校とマレットゴルフで交流

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